AIG高校生外交官 渡米プログラム《HSD U.S.》AIG High School Diplomats U.S. Program
参加者の声・保護者の声・先生方の声 (2023年度参加者)
日本側参加者の声
アメリカ側参加者の声
保護者の声
先生方の声
アンケート結果
- 下の画像をクリックするとPDFファイルが表示されます。
日本側参加者の声
HSDに参加するまでは真に “仲間” と呼べるような人がどのような人なのか、自分には何人いるのかさえもあまりよく分かっていませんでした。でも、今年の夏HSDで出会った39人の素敵な人たちは“仲間” という言葉をずっと体現してくれていたように思います。特に日本人メンバーの19人とは、準備期間の数か月間よりも実際に会った日々の方がずっと長く感じるような、濃い時間を共に過ごしました。(神奈川県参加者)
HSDのエッセイを書いている時から、このプログラムで自分は変われるという強い確信がありました。実際に HSDで得たものは、予想とは比べものにならないほど多く、大切なものばかりでした。これからは、HSDで得たものをもとにさらに成長して、またHSDのメンバーで再会した時に、胸を張れる自分でいたいと思います。(宮崎県参加者)
HSDの二週間で僕は個性にあふれていて、尊敬することができる39人の仲間と出会うことができました。そのような仲間と出会う機会を作っていただいたHSDには感謝しかありません。HSDは常に掴むべき風を吹かせてくれて、仲間との関係を築く風や、自分自身と向き合う風を僕は掴むことができました。そして、HSDはこれからの人生で吹かれる風の掴み方を教えてくれました。HSDがただの思い出で終わらないように、これからも尊敬できる仲間とともに切磋琢磨しながら、風を掴み続けていきます。(神奈川県参加者)
Diplomat Talksでは、それぞれバックグラウンドが違う者同士でステレオタイプやメンタルヘルス、地球市民などの動画を見て議論を交わしました。バックグラウンドが違うからこそ、私とは違う物事の捉え方や考え方があり、新しい発見もあり、とても良い刺激になりました。一つのトピックを深く掘り下げて話し合う中で、自分の意見をしっかりと相手に伝え、相手の意見もしっかりと聞くことができ、英語でのディスカッション能力も向上したと感じています。アメリカに行く前の自分は、シャイで自分の意見に自信を持って発言することがあまりできなかったのですが、この経験を通して自分の殻を破って発言をすることができ、大きな成長につながりました。(北海道参加者)
フラッグエクスチェンジで、人生で初めて、「悲しい」以外の感情で泣きました。それだけ、自分が心の底から、大切だと思えたHSDはこれからもずっと僕の原点であり、支えです。HSDに集まる人全ての人が、人生を変えるチャンスをくれました。HSDでのすべての出会いに感謝したいです。挑戦の大切さと、失敗の大切さと、助けてくれる仲間のありがたさを知りました。いつか、僕自身も誰かの人生を少しでも支えてあげられるように、今できる自分の最大限で生きていきたいと思います。(石川県参加者)
Above all, it is the fact that I am now willing to take on the challenges of the unknown. As a Japanese friend of mine from HSD said, it made me want to challenge myself to do what I want to do, not what I can do. It seemed to me that challenging myself there was what my life was all about.
I want to survey thanks for everyone who relates this program. I think that using all experience which is from this program for the future is my so important responsibility. I will work hard every day to fulfill this dream and move closer to my future dreams.
訳)何よりも、未知のことに挑戦しようと思えるようになりました。HSDの友人も言っていたが、できることではなく、やりたいことにチャレンジしたくなった。そこでの挑戦こそが、私の人生の全てだと思えました。このプログラムに関わってくださった全ての方々に感謝の意を表したいです。このプログラムの経験を将来に生かすことが、自分自身にとっての責任であると思います。この夢を叶え、将来の夢に近づけるよう、日々努力していきたいと思います。(兵庫県参加者)
アメリカ側参加者の声
The friendships I have made have been some of the deepest connections I have ever experienced. I have developed a bond with my roommate that has exceeded all of my expectations of what it means to be a true friend, and I am certain that we will share this bond and learn from each other for the rest of our lives.
訳)私が築いた友情は、これまでに経験したことのないほど深いものでした。ルームメイトとの絆は、真の友人とはどういうものかという私の予想をはるかに超えるもので、この絆を分かち合い、一生学び合うことになると確信しています。
HSD has taught me the importance of individuality. Every person here brings their own experiences, thoughts, and feelings to the program. HSD has taught me the importance of being myself. I have been happy and energized throughout this whole program for it is a safe space where I can be me. The people here are some of the best people in the world, and I thank you all for bringing us here.
訳)HSDは私に個性の大切さを教えてくれました。ここにいるすべての人が、自分の経験、考え、感情をプログラムに持ってきています。HSDは、自分らしくいることの大切さを教えてくれました。HSDは、私が私らしくいられる安全な空間だからです。ここにいる人たちは世界で最高の人たちであり、私たちをここに連れてきてくれた皆さんに感謝しています。
My HSD experience could be reflected in two words: life changing. Though, of course, even those powerful words lack the intensity and depth in which I have been affected. HSD gives the opportunity to hear the thoughts of 39 other students in an academic setting, but also the personalities and hopes and dreams in a casual setting.
訳)HSDは、まさに“人生が変わる”体験です。けれども、このような言葉だけでは、HSDの強烈で奥深い体験は表現しきれません。HSDは、アカデミックなトピックに関する、39人のメンバーの意見を聞く機会と、彼らの夢や希望、人柄について知る機会の両方を与えてくれたのです。
保護者の声
「価値観が変わった。そして、この仲間に出会えたことが最高の財産になった。何よりルームメイトをはじめ、尊敬する仲間が自分をHSDスピリットアワードに選んでくれたことが自信になった。」帰国後、感慨深く思い出を語る彼。そして、彼が高校生外交官に選ばれた理由が、「笑顔がよかったから」と聞き、ガガーリンも人類初の宇宙飛行士としてふさわしい一番の理由を「笑顔がよかった」とのエピソードとリンクした。地球へ帰還後、笑顔を世界のパスポートとして各国を巡ったガガーリンの話を、彼もまんざらでもないように聞いていた。
娘が自分自身を変えるために、一歩踏み出して参加したプログラムでした。本当に殻を破って自分をさらけ出せるのか、親子共に期待と不安で一杯でした。結果は帰宅した娘の話しぶりと表情から明らかでした。素晴らしい日米の仲間と事務局の方々のご支援のおかげで、期待した以上の一生物の体験と絆を得たようです。日米のメンバーの全員を尊敬できると、誇らしげに話す姿がとても印象的でした。大切な仲間に出会えたことが、きっとこれからの人生の糧になると思います。
Seize the Wind, とはまさしくその通りで、娘はHSDの風に、時には強く吹かれたり、時には優しく包まれたりしながら、最後には「風をつかんだ」ように思えました。出発後2週間半もの間、一切連絡が取れないことを歯がゆく思うこともありましたが、そう思っていたのは親だけであって、娘はかけがえのない仲間たちと、これまでにない濃い時間を過ごしていたのでした。このプログラムの魅力は多々ありますが、もし1つ挙げるとするならば、それはやはりこのプログラムを通して一生に一度と言えるくらいの仲間たちとの出会いと、そこで強く結ばれた絆でしょう。2週間半の間に生涯の友を得た、とそんなふうに娘を見ていて感じました。
先生方の声
帰国後報告に来てくれた時の本校生徒は、いくら話しても話足りない様子で、どれだけ多くの学びがあったか、知的刺激を受けたかを興奮気味に語ってくれました。貴プログラムの素晴らしいところは、渡米時に豊富な体験ができるのみならず、春からの事前プログラムにおいても生徒の成長の機会がふんだんに与えられていることです。日本全国からの参加者との交流を通じて、また、社会問題としっかり向き合い自分の意見をまとめあげる過程を通じて、彼女の中に今までなかった新しい物の見方が育っていく様子がよくわかりました。
今回が本人にとって初めての海外渡航でしたが、様々な新しいことを経験し、自分自身の成長を実感できる2週間であったようです。彼がこのプログラムを通して一番強く感じたのは、自分の考えを人に伝えようとする気持ち、そして相手の言うことを聞こうとする態度があれば、必ずしも英語がそこまで堪能でなくても、きちんと伝わるということでした。
プログラム参加を通して、かけがえのない友人に出会い、将来の夢を見つけ、より活動的で新しいことに挑戦することができたようです。私にとって何よりも嬉しかったのは彼女の感想文の中にあった “Now, I have a dream of working for children around the world in the education field.” という言葉でした。このプログラムで得た貴重な経験を今後に生かして更に成長してくれることを願っています。